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娘を海外で割礼 父親が起訴される

【シドニー28日AAP】   生後9カ月の娘を海外に連れて行き、「割礼」(宗教儀式の一環として性器に切り傷を入れること)を行わせた父親が起訴された。

警察によると、NSW州出身のこの男は、2012年2月から3月の間に海外に行き、娘に割礼をさせたもの。それから半年後、娘を診察した医者が異常に気づき関係当局に通報。捜査の結果、男は昨年12月31日、逮捕された。

28日、シドニー北部にあるマンリー地方裁判所では、この件に関する起訴状朗読が行われた。これまで警察は、割礼が行われた国を特定することができなかったとしていたが、起訴状ではインドネシアのジャカルタで行われたと読み上げられた。

今回は、割礼を外国で行ったケースで、NSW州では初めての起訴とみられている。2012年、シドニーにある小規模の宗教団体のメンバー8人が、8歳と6歳の少女2人に性器切除手術を行ったとして起訴された。メンバーは、宗教のリーダーや元看護師、両親らを含む。

NSW州のゴワード地域サービス相は、割礼はかなり浸透している儀式だが、手術中にトラブルが生じたり、両親が離婚するなどのケースでないと公にならないと述べた。

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