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路上で唾液採取の疲労度テスト?

【シドニー29日AAP】   VIC州のモナッシュで29日、「覚醒・安全性・生産性の協同研究所」が開設された。同研究所は26の大学をはじめ、技術系企業や政府省庁による産官学の共同団体で、今後さまざまな大規模プロジェクトを実施する予定だ。

その一環として同研究所では、疲労のたまったドライバーらを見つけ出す、路上での抜き打ち唾液テストを実現したいとしている。

プロジェクトを主導するモナッシュ大学のシャンタ・ラジャラトナム教授によると、国内で発生する自動車衝突による重傷事件のうち2割は、ドライバーの眠気が原因だという。そこで眠気や疲れを感じているドライバーを見つけ出す唾液テストが必要だと主張。また同教授は、機械を操作する労働者に対し、汗や唾液をテストする新型装置についても語った。

連邦政府は今後7年間、同研究所に対し、1450万ドルを出資する。ボールドウィン産業省政務次官は、「国民の20%以上が睡眠障害の影響を受けている」と述べた。また同研究所では、睡眠の改善のほかに、職場での照明のスマート化や職場シフトの個人化が問題解決の鍵を握るとしている。

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