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銀行員、偽カードで11万ドルを詐欺

【シドニー29日AAP】   ウエストパック銀行の社員がクレジットカード9枚を不正に入手し、同銀行から11万3000ドル以上を盗み取った事件で、同社員に対して全額支払い命令と、執行猶予2年の判決が下された。

ラビネッシュ・シン容疑者は2011年11月、偽の氏名や住所、誕生日を使い、勤め先の同銀行から合計9枚のクレジットカードを入手した。カードの到着後、自らの社員用ログイン情報を使ってカードの使用開始手続きを済ませた。その後、部下らに命じ、現金引き出し用の暗証暗号を作らせたとされる。そして2012年11月までの間、多数のATMから通常1回当たり1000ドルの現金を引き出し、総額11万3000ドル以上を盗み取った。

シン容疑者の弁護士は裁判で、同容疑者が犯行当時、賭博中毒とアルコール中毒によるうつ病にかかっていたと主張。また、境界性人格障害とも診断されていたことを強調。さらに同容疑者は現在、自らの投資用不動産を売却中であり、両親も自宅を売却して銀行側に全額返済するつもりだとした。

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