【シドニー2日AAP】 最新の世論調査によると、共和制支持の世論が、過去20年間で最低のレベルに減少したことが明らかになった。
リーチTELによる世論調査(1月30日実施、回答者数約2100人)では、オーストラリア国民で、共和制を支持するとした人は、全体の39.4パーセントで、支持しないとした人は41.6パーセント、どちらでもないが19パーセントだった。
調査結果では、35歳〜65歳の年代で共和制支持が最も多かったが、高齢者になるほど共和制に反対の人が多い。
また、18歳〜35歳では、共和制が英王室との関係を断ち切ることになるためか、共和制支持よりも反対の人が多かった。
「立憲君主制を支持するオーストラリア人」の推進団体のフリント教授は、今回の調査結果について、「若い世代は、ウィリアム王子やキャサリン妃に好意を持ち、ヘンリー王子に対しては気にかけないということがあるが、そもそも共和制論議には無関心のように見える」と、述べた。