【メルボルン2日AAP】 日本による南極海での捕鯨活動が今年も始まった。これを阻止しようとする環境保護団体シーシェパード(SS)は今年も激しく活動を行っている。そんな中、SSは、日本の捕鯨船が故意に同団体の活動船に衝突したとして日本を非難している。
SSによると、2日午前(豪東部時間)、南極海で、日本の捕鯨船である第2勇新丸はSSの活動船ボブバーカー号に、故意に衝突したという。船の構造にダメージを与えるものではなかったものの、SSの広報担当は、今回の衝突事故のために捕鯨阻止活動が1週間以上遅れる可能性があるとした。
南極海では商業目的の捕鯨活動は禁止されているため、日本側は、「調査」目的の捕鯨活動であることを強調している。今回の事故について日本鯨類研究所はコメントをしていない。