【シドニー3日AAP】 NSW州南部沿岸部で、高校の教室内で13歳少年が他の学生を刃物で刺す事件があった。少年は逮捕・起訴された。
3日、正午すぎ、ノウラにあるショールヘーブン高校から出動要請を受けた警察・救急が駆けつけたところ、刺し傷を負った男子学生(14)を発見した。病院に搬送されたこの学生は刺されたことによる肺破裂で重傷。
警察によると、被害者は別の学生らと口論の末、刺されたという。14歳少年が現行犯逮捕され、警察に連行されたが起訴なしで釈放された。その直後、13歳少年が母親に連れられ自首してきた。この少年は傷害罪で起訴され、4日、児童裁判所に出廷する。
一方、WA州パースでは、昨年3月に発生した、少年6人による男性殺害事件に関する裁判が行われた。
3日、パース児童裁判所に出廷したのは14歳から16歳の少年6人。少年らは昨年3月、泥酔していたタウリ・リッチフィールドさん(28)を襲撃した上、追いかけ回し、リッチフィールドさんは高い壁から落下して死亡したもの。
裁判では、当時13歳だった少年の1人は被害者の金品を狙い襲撃し、助けを求める被害者を全員で囲んで他から見えないようにするなど、犯行時の生々しい状況が説明された。この裁判は引き続き行われる。