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生体家畜輸出禁止の延期 業界は反発

【パース2日AAP】  連邦政府が生体家畜輸出禁止の延期を決めたことをうけ、業界からは反発の声が上がっている。延期により、中東への羊の輸出は一か月先送りとなる見通しだ。WA州国民党は「(政府に対する)信頼を失った」と述べた。

 

国内最大の羊輸出業者ルーラル・エクスポート・アンド・トレーディングは、事業計画や船舶予約、マーケティング契約などの段取りがすべて行われているとして、決定は非常に遺憾との見解を示すとともに「これほど期限ぎりぎりに追加規制を行うことは、受け入れられない」と強く反発した。

 

夏期の生体家畜の輸出規制は、2017年8月に暑さのために何千頭もの羊が船上で死んだり、死にかけている映像が発覚したことがきっかけで、映像で映っていた羊の輸出業者、エマニュエル・エキスポートの代表者2人は今週、WA州の動物保護法により動物虐待の違反で起訴されている。

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