【ゴウヴ・ペニンシュラ2日AAP】 先住民アボリジニGumatj族のリーダーを務めるガラウイ・ユヌピング(Galarrwuy Yunupingu)氏(71)は2日、先住民アボリジニについての記述を憲法に盛り込むべきであり、そうでなければ憲法は“海に投げ捨てられるべき”と、先住民リーダーによる集会で述べたことが分かった。
ユヌピング氏は、毎年NT準州の先住民の聖地イースト・アーネムランドで開催されるガーマ・フェスティバルの開会式に出席し、モリソン首相に対し「われわれはより実際的なアプローチを求めている」と述べ、もっと真剣にこの問題に取り組んで欲しいと訴えた。
また、同イベントには連邦政府のワイアット先住民相も出席。同相は先ごろ、憲法に先住民について、憲法に記述を盛り込むかどうかの是非を問う、国民投票の実施を実現すると約束している。ワイアット先住民相は「先住民のためにもそうでない人のためにも、一丸となって法改正を実現させたい」と話した。