【キャンベラ3日AAP】 モリソン政権はこのほど、母乳育児を促進する政策プランを発表した。現在、国内では生後6か月まで母乳で育てられる乳児が全体の約25%となっているが、これを2025年までに少なくとも2倍とし、世界保健機構(WHO)が定める水準まで引き上げたい考えだ。
モリソン政権による母乳育児促進プログラムは、オーストラリア政府評議会(COAG)の保健カウンシルを通じ、すべての州と準州から支持を得ている。連邦のハント保健相は、新プログラムについて「母乳育児の効果はすでに立証されており、政府として強力に推進していく」と述べた。
また、政府は職場などで授乳しやすい環境を整備したり、コミュニティでの啓もう活動を行うほか、オーストラリア授乳協会に829万ドルの補助金を拠出し、電話などでアドバイスを受けられるヘルプライン事業などをサポートする計画だ。