【シドニー5日AAP】 保健機関が行った調査結果では、多くのオーストラリア人が、自分を危険にさらさないアルコール摂取量の限度を過剰に考えていることが分かった。
オーストラリア・ニュージーランド公衆衛生ジャーナルに掲載された数千人を対象に行った調査の結果では、回答者の5人に1人が、全国保健医療研究委員会が適切と推奨する1日2杯を超えるアルコールを摂取していると答えた。また、多くの回答者がアルコール摂取とがんの因果関係について知らないとした。
SA州がん委員会によると、3分の1の国民が、推奨アルコール摂取量は1日4杯と思っているという。しかしこれは過去に発表されたもので、現在の推奨アルコール摂取量は1日2杯とされている。また同委員会ではアルコールは毎日摂取しない方が良いとしている。
SA州では、成人の9%が毎日アルコールを摂取。42%が週に1度、31%が週に1度未満のアルコール摂取頻度だという。