【シドニー5日AAP】 NSW州政府は、女性器切除の施術の有罪判決を受けた者に対する刑罰の強化を検討している。また、同施術を目的に女児などを海外に連れて行くことも刑事罰の対象にする予定だ。
同政府は5日、女性器切除の施術に対する最大禁固年数を、現行の7年から21年に引き上げると発表した。また同様、、今回新たに犯罪化する方針の同施術を目的とした海外連行者に対しても、21年の禁固刑に処するとした。
ガワード家族・地域社会奉仕相は5日、女性器切除は忌まわしい犯罪で、地域社会が黙認するわけはないと述べた。また、「同罪が女性の健康に与える影響は多大で、不妊や出産上の問題をはじめ、出産時やその直後の乳児死亡率と産婦死亡率にも影響を与える」とした。