【シドニー5日AAP】 自動車大手のトヨタは先月、オーストラリア国内での販売高を2%伸ばし、国内最大手としての地位をさらに固めた。
自動車産業連邦委員会の発表によると、同社による1月の国内販売台数は1万3645台で、昨年同月比で270台の増加だった。2位はマツダで9411台、3位がホールデンで8871台。
トヨタはブランド名として販売台数の1位に輝いたが、同月に最も販売された車種はマツダ製の「マツダ3」で、前年同月比で36%増の計4561台。また、2位はトヨタ製のカローラで2913台、3位も同じく同社のハイラックスで2544台。
一方、ホールデンとフォードは数年後に国内生産を停止する計画であるため、その後はトヨタが国内唯一の現地生産会社となる見込みだ。しかし同社は、人件費を1700万ドル削減できなければ、現地生産を打ち切る可能性を示唆している。