【パース5日AAP】 WA州政府は、今後25年以内に海岸浸食の影響を受けると予想される住宅や道路、公有資産が該当する55か所を発表した。連邦政府にも助成金の支援を求めている。
フリーマントルのポート・ビーチとロットネスト島のトンプソン湾が、海岸浸食の危険が最も高いとされる。ポート・ビーチでは、今冬発生した嵐で駐車場が倒壊し、建物が危険にさらされた。一時的対応としてブルドーザーなどで土砂を積み上げたが、ブラッド・ペティット市長は「ポート・ビーチ・ロードを含む既存のインフラを大幅に改善する必要がある」と指摘する。
WA州政府は、今後5年で55か所の管理費用は最大1憶1,000万ドルと見積もっており、連邦政府に支援を求めている。
パース北部のシーバードは、住宅の浸食を避ける目的で数年前に護岸が建てられたが、危険スポットに入っている。危険スポットの多くは、ブルームのチャイナタウン、イルカで有名なモンキー・マイアなど地方だ。