【シドニー9日AAP】 気温が40度以上になるとの予報から、NSW州の一部で山火事の危険が高まっている。
NSW州地方消防局(RFS)は、VIC州境やACT南側の山稜地帯など州内9地域に、火気厳禁の警報を発令した。
特にリベリナ地方の南部と東部は、9日午後には気温が40度を超え、風も時速55キロから75キロの強風が吹くとみられ、非常に火災の危険度が高まっている。
RFSでは、消火活動にあたる航空機など万全の準備態勢で備えている。
9日朝には州内40カ所以上で、低木林や草地の山火事が発生したが、大きな規模ではなく最も低い警報レベルだった。
ゴールバーン付近のヒューム・ハイウェーでは、草地の火事により、北へ向かう車線のひとつが閉鎖された。その他数カ所でハイウェイが閉鎖されたが、既に火災はハイウェイから移動している。
ただし、消防士を含む救急隊が、状況を確認しながら、まだ現場に残っている。また、煙で視界が悪いため、ドライバーには渋滞が予想されると警告が出された。