【シドニー7日AAP】 7月の新しい住宅や集合住宅の建設件数は、前月比3.9ポイント下落の39.1ポイントとなり、過去6年間で最低水準を記録したことが、オーストラリア産業グループ(AIG)と住宅産業協会(HIA)による建設業PCI(建築達成指数)から明らかになった。
7月のPCIは、市場の縮小と拡大を分ける水準50ポイントを大幅に下回り、住宅建設産業の減速が加速していることを示した。また、集合住宅建設は16か月ぶり、戸建て住宅は12か月ぶりの低水準となったことも分かっている。
AIGのバーン部長は、特に新規の発注が縮小の領域まで落ち込んだことについて、「今後、住宅建設がさらに脆弱な状況となることが予想される」と述べた。PCIの報告によると、建設需要の減速は業界内の雇用にも影響を及ぼしており、12か月連続で縮小している。