【メルボルン7日AAP】 オーストラリア・ポストは7日、国内の定型郵便物の切手代を2020年1月から10セント値上げする意向を、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)に報告したことが分かった。定型郵便物の切手代は現行の1ドルから1ドル10セントとなる。
オーストラリア・ポストのホルゲートCEOは声明の中で、同社が昨年、大きな効率化を図ったにもかかわらず、郵便事業で1億9,000万ドルの損失を計上したと明かし、「この重要な郵便サービスを守り、各コミュニティの郵便局を維持するためにも、責任を持って価格の見直しを行うことが重要だ」と述べた。
ACCCが切手代の値上げを承認した場合、2016年に1ドルへ値上げして以来、4年ぶりとなる。また、年金受給者や退役軍人のためのコンセッションは60セントで据置きとなるほか、クリスマスなどホリデーシーズンの切手代65セントもそのまま維持される見通しだ。