【インドネシア・バリ島デンパサール10日AAP】 インドネシア・バリ島で、大量の大麻を密輸しようとした罪で刑務所に収監されていたシャペル・コービー受刑囚(36)が10日、念願の仮釈放の日を迎え、9年間過ごした刑務所を後にしバリ島に住む実姉の元に向かった。
コービーは、ケロボカン刑務所を後にする直前、検察事務所で検察官に調子を聞かれた際に、報道陣の数の多さにショックを受けトラウマになっていると答えながら泣き始めたという。
その後にコービーが向かったバパスと呼ばれる矯正職員事務所では、コービーとその保証人である義兄のワヤン・ウィダーサさんがバパスのマネージャー所長と話をした。コービーの実姉であるメルセデスさんは、先週、コービーと姉妹けんかをしたために刑務所には迎えに来なかった。
コービーは、今後、2017年までメルセデスさんらと生活を共にし、オーストラリアに帰国するものとみられている。
コービーは、10日、刑務所を出た時からスカーフや帽子をかぶり完全に顔が見えない様子だった。これについて一説では、セブン・ネットワークと独占インタビューの契約を交わしたのではないかとみられている。契約金150-300万ドル。セブン・ネットワーク側はこれについてコメントをしなかった。