一般

婚約者を落下死させた男に懲役18年

【シドニー11日AAP】   婚約者を15階のベランダから投げ落とし死亡させた男に、懲役18年(最長26年)の判決が言い渡された。

11日、シドニーの最高裁では、サイモン・ギタニー被告(40)に対してマッカルム裁判長は、被告が注目を集めることが好きで、その性格について裁判長自身が証人になってもよいと述べた。

先日放送された、ギタニー被告の現在の恋人、レイチェル・ルイーズさんがテレビで被告の無実を訴えた番組に関して、ギタニー被告は「この番組放送で事件について注目が集まると思うか」と聞かれ、「もちろん、そのために番組に出るんだよ」と答えたという。

被告の弁護人は、ギタニーが事件に関する報道が原因で鬱(うつ)になっていることや、性格審査などについても裁判長に訴えたが、裁判長はこれを却下。「被告がうつになっているとすれば、それは今、有罪判決を受け長い刑務所生活を考えてのことであろう」と述べ、被告には一切反省がみられないと述べた。

この事件は2011年7月、ギタニー被告が婚約者だったリサ・ハーナムさんをシドニー市内にあるアパートの15階から投げ落とし死亡させたもの。ギタニー被告は無罪を主張してきた。ハーナムさんとルイーズさんがそっくりの容姿であることも、メディアがこの事件に注目している要因でもある。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら