【シドニー8日AAP】 NSW州のシドティ・スポーツ相は8日、建て替え工事が進むシドニー・フットボール・スタジアム(アリアンツ・スタジアム)の建設を担当する応札候補企業について、マルチプレックスとジョン・ホーランドの2社に絞られたことを明らかにした。また、建設計画は予定通りに進むとの見方も示した。
シドティ・スポーツ相は、同スタジアムを2022年までの完工を目指し、建設計画と予算が当初の計画通りであることも確認。「われわれが今後も世界的なイベントを招致したいのなら、世界最高水準のスタジアムを建設する必要があるが、州民は手頃な費用となることを期待している」と述べた。
NSW州の連立与党は7月、取り壊しを行ったレンドリースが新しいスタジアムの建設も担当すると発表していたが、その後、建設費用で折り合いがつかなかったため、他の建設業者を探していた。同スタジアムの取り壊しと建て直しにかかる総予算は7億2,900万ドルとなっている。