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運賃ごまかしの罰金件数増加 シドニー

【シドニー13日AAP】   NSW州政府は、電車やバスの利用者による無賃乗車や運賃ごまかしの取り締まりを強化している。その結果、毎月の罰金件数は、平均8000件から1万1000件に増加したという。

ベレジクリアン州運輸相は13日、2年前に実施した調査について、「シドニーの運賃ごまかし率は類似の他市と同程度だったが、改善すべき重要な領域が一部あったため、過去1年間、それらの問題に対応してきた」と述べた。また、オパール・カードの導入により、利用距離に基づく運賃の自動支払いが確実となり、運賃のごまかし件数は減少するだろうとした。

同研究の結果、バスでの支払い運賃以上の乗車や、各種割引運賃の悪用などが不正行為のトップであることが明らかとなった。

州政府は取り締まり強化の一環として、150人の職員を導入。月当たりの取り締まり件数が3000件増の1万1000件にまで上昇し、正規運賃を支払う利用者数も増加しているようだ。

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