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皮膚がん悪性黒色腫の治療に朗報

【シドニー14日AAP】   皮膚がんである悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に有効な方法が実証された。

がんに罹った人々の生存率を向上させる研究で、オーストラリアの科学者と悪性黒色腫の患者による長年の研究成果により、44パーセントの生存率向上が明らかになった。

この20年にわたる国際共同研究の共著者であるジョン・トンプソン教授によると、今後は、患者は検体をリンパ節からとってもらうように勧められ、リンパ節にがんの所見があれば、その周りのすべてのリンパ節が除去されることになる。

そして、これにより、がんが身体のほかの部分まで広がるのを防ぎ、10年生存率を44パーセント向上することができるという。

この治療法は、センチネル・リンパ節生検として知られ、1990年代に米国で開発されたもの。しかし、非常に単純な方法だが、治療法としては論争が生じていた。

トンプソン教授は、オーストラリアの治療法のガイドラインが変わるにはおよそ1年かかるとし、「しかし、患者と医者がこの研究成果を知っていることが重要だ」と述べた。

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