一般

児童わいせつ被害者支援 6万人が署名

【シドニー17日AAP】   SA州アデレードで、1986年から5年にわたりカトリックスクールのバス運転手が障害を持つ児童に性的わいせつを行っていた件で、被害者の親たちは、損害賠償を求めるために署名活動を行い、5日間で6万人以上から署名を得た。

ブライアン・パーキンズは2001年、3人の児童に対する児童わいせつ罪などで懲役10年の判決を受け、受刑中の2009年、刑務所で死亡した。被害者数は、実際のところ30人はいるとみられている。

報告によると、雇用者である教会側はパーキンズが性犯罪者であることを把握していて、1991年に解雇処分にしたが、その後も被害者の親や警察に報告することはなかった。これまでも被害者家族は教会に対して損害賠償を求めてきたが、教会側は無視する形で12年が過ぎた。

署名活動を始めたピーター・ミッチェルさんは、息子がパーキンズの被害に遭った。ミッチェルさんは、「教会側は法の下での謝罪を延ばし延ばしにしてきた。被害者の親たちは60〜70歳という高齢で、子ども達の世話をすることが難しくなってきている。教会は文句を言う親たちが早く死ねばいいと思っているはず」と述べた。

署名のホームページはこちら:

www.change.org/en-AU/petitions/our-children-were-sexually-abused-in-catholic-church-care-now-their-lawyers-are-crushing-our-families

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら