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トムソン議員、書記長時代の汚職で有罪

【メルボルン18日AAP】   元労働党のクレイグ・トムソン議員が、保健組合の書記長時代に経費を乱用していたと訴えられていた件で、裁判所は有罪判決を言い渡した。

18日、メルボルン簡易裁判所で開かれた裁判の中で、ローゼンクワーグ裁判長はトムソン被告に対して、同被告が書記長を務めていたHSU(保健・医療サービス組合)のクレジットカードを使って買春費を支払ったり、現金を引き出したりしたとして、窃盗及び詐欺罪で有罪とした。

トムソン被告が買春費用に使ったのは5500ドル以上、不正に引き出した現金の総額6250ドルだという。他にも、たばこ購入や組合を辞めて国会議員になった後にも同組合のクレジットカードを使用していた件について有罪とされた。

裁判長は、買春費用が組合の経費として請求できないことは一般常識であり、トムソン被告もこれを認識していたはずだと述べた。

閉廷時、検察側が被告の国外逃亡を防止するためにパスポートの没収を求めたのに対して、裁判長はこれを却下したものの、トムソン被告に対して、次の公判が行われる来月18日までは出国しないよう注意した。

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