【メルボルン12日AAP】 VIC州列車・トラム・バス労働組合(RTBU)は、労使紛争の一環として予定していた12日と19日の電車ストを直前になって中止した。
RTBAは11日午後、「メトロ・トレインズが前向きに交渉する意向を示している」と声明を発表し、ストは中止するとした。一方で交渉が難航した場合、27日に予定されている4時間のストは行われる見通し。
メトロ・トレインズは組合側の決定を歓迎し、「乗客に影響を及ぼさずに合意に達する」と自信を見せる。
連邦裁判所は9日、電車のチケットバリアを12日と19日に開けたままとする組合側の計画に、不利な裁定を下している。RTBAは同日、27日の4時間ストを発表した。
組合は6%の賃金上昇と労働条件の改善を求めており、交渉は6か月近くに及んでいる。メトロ・トレインズは2%の賃金上昇を提示したもよう。