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ダーウィン爆撃72周年記念、式典開催

【ダーウィン19日AAP】   今から72年前の1942年2月19日、日本軍機が突然ダーウィンを爆撃した。計188機が2回にわたり同市を攻撃したが、これを記念する式典が19日にダーウィンで開催され、2500人が参加した。

「ダーウィン爆撃」式典でNT準州のサリー・トーマス行政官は、オーストラリアの北端部が2年以上、第2次世界大戦に引きずり込まれたにもかかわらず、世界各地で起こった別の戦いの陰となり、いまだに「ひそかな戦争」と扱われていると述べた。実際には、同爆撃により243人が死亡、約400人が負傷した。また、20機の軍用機が破壊され、港に停泊していた8隻の船舶が沈没。さらに同市内の民間施設と軍用施設の大半が破壊された。

駐オーストラリア日本国大使の秋元義孝氏は、同爆撃で死亡した方たちに哀悼の意を表すると述べた。また現在は、NT準州と日本が貿易面で非常に緊密な関係を持っているとした。さらにAAPとのインタビューの中で、「(日本とダーウィンが)協力と友好だけでなく、過去の困難や悲劇を克服した結果、現在は非常に強力な関係が存在していると感じる」と述べた。

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