【キャンベラ19日AAP】 シドニーで今週末、「20か国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)」が開催される。主催国の代表としてホッキー財相は参加国の大臣らに対し、NSW州を例に挙げて、重要なインフラ構築による経済成長の実現方法を説明する予定だ。
オーストラリアは今年、G20の議長国を務める。その第1回の会議がシドニーで開催されることについて、同財相は「今週行われる決定は、オーストラリアのリーダーシップのもとで今後12か月に行われる決定とともに、世界経済に影響を与えることになるだろう」と述べた。
また、NSW州のベアード州財相との合同記者会見の席で、同州が既存資産への投資を新規投資に再利用していることを称賛し、G20の場でも良い実例として使うつもりだと語った。
ホッキー財相の主張では、オーストラリアは議長国として、経済成長を世界的な議題として推進する責任があるという。また、国際通貨基金が予想する世界経済成長率3.7~4.0%よりも急速な成長の達成に向け、交渉していくつもりだとした。