【シドニー21日AAP】 シドニー北西部の学校で、昼食時にユーカリの大木から枝が落ちてきて、子どもたちと教師を直撃し、女の子1人が死亡、2人の子どもと教師が負傷するという事件が起きた。
救急隊が21日午後1時、ピットタウン公立小学校に到着すると、女の子(8)が樹の枝の下で心停止の状態で倒れていた。直ぐにウエストミード病院に搬送されたが、病院到着後に死亡が確認された。
また、男性教師(50)が頭部外傷を負い、幼稚園児(5)と彼女の兄(7)も怪我を負い、男性教師はウエストミード病院に搬送され、子どもたちはウエストミード児童病院に搬送されたが、いずれも安定した状態だという。
ピッコリNSW州教育相は、現在、警察がこの悲劇的な事件を調査しているとし、「子どもたちの家族や友人にとって、本当に悲惨な事件です。心から哀悼を表します。また、関係者にはカウンセリングが提供されています」と声明で述べた。
このユーカリの木は樹齢約50年で、事件発生時、風や雨がなく、気象状況による落下ではないと見られている。