一般

全国NBN網、光ファイバーは4分の1

【シドニー21日AAP】   アボット連邦政府によって計画変更された全国ブロードバンドネットワーク(NBN)が完全に実施された場合、直接光ファイバーで結ばれる会社と住居は、約4分の1にとどまることが明らかになった。

NBNはオーストラリア全国を光ファイバーケーブルで結び、高速ブロードバンド回線のネットワークを構築するというもの。前労働党政権では各家庭に光ファイバーケーブルを施設するという計画だったが、現保守連合政権は、接続速度は落ちるものの、より安価のFTTN(幹線を光ファイバーで結び、分配器から各家庭までは従来の電話回線の同軸ケーブルを利用する)方式を採用した。

計画では、2014年中は従来の光ファイバー方式で接続するが、来年以降はFTTN方式とその他の技術を併用して全国のネットワーク化を進める。

NBN網が完成すると、全国約300万戸が完全な光ファイバー網で結ばれ、残りの約900万戸はFTTNのほか、衛星回線や無線方式、有料TVケーブル等で結ばれることになる。

NBN網は、昨年10月の時点で、全家庭のわずか3%しか接続が進んでいない。

2013年末までに13万759人がNBN網で結ばれた高速ネットワークを利用し、平均の利用料金は月36.50ドル。うち約8万人が光ファイバーを利用している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら