一般

豪首相、カンタスの経営立て直しに言及

【キャンベラ22日AAP】   アボット連邦首相は、21日、経営悪化で3000人に及ぶ人員削減が噂されているカンタス航空に対して、「カンタス航空は非常に重要なオーストラリアのアイコンだ。なんとかカンタスには復活してもらいたい。しかし、そのためには会社の立て直しが必要だ」と記者団に話した。

カンタス航空は、今週、上半期の経営報告を発表するが、大幅な赤字が予想され、人員の削減を余儀なくされるだろうと見られている。

ただし、同社は人員削減の市場予測と、いくつかの国際路線からの撤退については否定した。

政府は、カンタス航空の大幅な人員削減は噂に過ぎないとしつつ、外資規制のカンタス・セール法は、企業の公正な市場競争を阻んでおり、規制緩和が必要だと考えている。

しかし、野党労働党は、カンタス航空が国を代表する航空会社である以上、カンタス・セール法で保護される必要があるとの立場で、もしこの法規制がなかったら、外資によって買収され、世界金融危機の際にカンタス航空はなくなっていただろうと警告している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら