【シドニー２３日ＡＡＰ】　　　シドニーで２２、２３日の両日開催されている、２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議で、世界的な経済成長と雇用の創出を加速する、具体的な政策案が求められた。

ホッキー連邦財務相は、お互いの協調が求められるいくつもの政策課題があるが、会議に参加した国々の間で友好的な対話が行なわれたと語った。

ただし、会議参加国で合意に至るかどうかの明言は避け、例えば、雇用問題も、雇用創出だけではなく雇用の安定が必要で、それには構造的な改革が求められていると、各国の構造的な問題点を指摘した。

２２日のディナーの席では、インフラ整備と民間部門の役割に関して広範囲な議論があったとし、「世界には多くの民間資金があり、設備投資や基盤整備に十分な用意がある」と語った。

会議は２３日、国際通貨基金（ＩＭＦ）改革や、国際税制と金融規制に関する討議を行ない、共同声明を発表する予定だ。