【キャンベラ24日AAP】 気象庁のバーテシー長官は24日、上院議会で行われた公聴会で、この10年で気温は確実に上昇し、温暖化が進んでいることを強調した。
2013年は、オーストラリア南東部を中心に酷暑となり、各地で観測史上最高気温を記録した。それに伴いブッシュファイヤーも多発し、また亜熱帯地方の北部では多数のサイクロンが直撃し被害を出した。2014年に入ってからも干ばつの被害がさらに深刻化し、気温が上昇した後にブッシュファイヤーが発生するなどしている。
気象庁によると、1908年以降、メルボルンで40度を超えた日は年間平均わずか1.3日だが、今年は既にその日数を超えている。またアデレードでも、1977年以降の40度を超える日の年間平均は約3日だが、今年は既に13日以上40度を超えた。
バーテシー長官によると、過去10年間の後半で気温が急上昇した日がかなりまとまってあったという。さらに、今世紀に入ってから気温上昇日がより多くなっていると長官は話した。