【シドニー27日AAP】 NSW州では3月3日から、深夜の酒類販売への規制が厳格化される。特にCBDやキングスクロスのパブなどでは、最終入店時間が午前1時30分、最終飲酒時間が午前3時に設定され、近年増え続けている飲酒による暴力事件数を減少させることが狙いだ。
ただ、1日にはマルディグラ・パレードが開催されることから、オファレル州首相は、警察が今週末から新制度にまつわる初期的な問題などに直面するかもしれないと語った。
州首相は27日の議会での質疑応答の際に、同パレードに対応するため、CBDやキングスクロス周辺に数百人の警官を特別動員すると述べた。パレードの見物人の中で、違法行為を行う者らを取り締まることが目的だという。
また3日から施行の新法のもと、酒類販売許可権を持つパブなどの施設の所有者らに対し、同法の違反者には最高1万1000ドルの罰金刑や最高12か月の禁固刑が科せられると警告した。