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女牧師、麻薬9キロ密輸で禁固刑

【ダーウィン27日AAP】   キリスト教系の女牧師が数週間の海外旅行からの帰りに、メタンフェタミンやヘロイン9キロをスーツケースに隠していたとして、12年の禁固刑に処せられた。

福音主義系列の牧師、バーナディーン・プリンス容疑者(42)は、ケニア、ナイジェリア、カンボジアを訪問した後、シンガポール経由でダーウィンに帰国。だが、複数のスーツケースがシンガポール空港で足止めされ、検閲の結果、中から末端価格200万ドル相当の麻薬が発見された。

麻薬の密輸容疑で逮捕された容疑者は27日、ダーウィン最高裁判所に出廷した。バー裁判長は、容疑者が教会で長年過ごし、以前はニュージーランドで若年者らの世話をし、オーストラリアに移住後も、シドニー西部の弱者らに食べ物を配送する慈善事業を行っていたことに触れた。そのことから、麻薬密輸は容疑者の性格とは不似合だとしつつも、逮捕後の一連の虚偽発言の罪は重いとして、12年の禁固刑を下した。

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