【シドニー1日AAP】 世界で最も身長が高い人物としてギネスブックにも記録されたトルコ人男性が、トルコ文化祭に出席するためにシドニー入りした。
身長は2メートル51センチのスルタン・コーセンさんは1日、初めてのシドニーの感想について、「雨が降っていてもまだ暖かい。自分の国ではこんなことはないな。空気も水も、すべてが素晴らしい」と述べた。
ダーリングハーバーで行われたイベントで、コーセンさんは一緒に写真撮影を求める市民のリクエストにため息混じりで応えていた。関節があまり強くなく、歩く際も杖が必要だという。世界一身長が高いという肩書きで良いこともあるが、どんな場所も小さく中に入る時は絶対頭を下げなければ入れないなどの不便もあると話した。
コーセンさんは、脳下垂体性巨人症のために背が高くなった。2009年に2メートル43センチで初めてギネスブックに記録された。2010年、巨人症の原因となる腫瘍の除去手術をし成長は止まった。またコーセンさんは、世界で最も手が大きい(手首から中指までが28.5センチ)記録も保持しているという。