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連邦首相、ロシアに向け「引き下がれ」

【キャンベラ2日AAP】   反政府デモが悪化するウクライナ情勢を受けてロシア政府が軍事介入を決定した件について、アボット連邦首相は、認められることではない、と述べ遺憾の意を表した。 ウクライナでは反政府グループによるデモが悪化し、親ロシア派の政府が追いやられる事態となった。ロシア政府はこれを受けて、ウクライナにいる自国民を守るという理由で、同国への軍事介入を上院で決定した。ウクライナ政府の発表によると、既に6000人の兵士をウクライナに送り込んでいるという。 オバマ米大統領は、ロシアのプーチン大統領に対して「いかなる軍事介入も代償が伴う」とし、「ロシアの行為は国際法に違反するものだ」と述べ、強く非難した。 2日、アボット首相は、「すべてのオーストラリア国民や全世界の人々が“ウクライナから手を引け”と思っていると思う。ロシアの軍事介入は、友好国に対して行うものではない」と非難した。一方、米国はロシアを阻止するために軍事的行動を起こすべきかという質問については明言を避けた。

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