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夫に火を放って殺害 邦人妻が罪認める

【ブリスベン3日AAP】   2011年にブリスベンで発生した、邦人の妻が夫に火を放ち殺害させた事件に関する裁判が3日、ブリスベンの最高裁で開かれ、この妻は故殺(こさつ)罪を認めた。 2011年12月27日、ブリスベン南部ランコーンのアパートで、この一室に住むスダ・ケンジさんが、元妻のスダ・サクラ被告によってガソリンをかけられた上、火をつけられ焼死したもの。 この日の裁判では、夫妻が離婚した後、死亡したケンジさんはアパートを購入し、その後サクラ被告を住まわせた。しかし、被告の精神状態は非常に不安定で、危険を感じたケンジさんは夫妻の娘を日本に帰国させた。ケンジさんはそれから数日後に殺害された。 日本に帰国し、現在は祖母(81)と一緒に生活している娘が裁判に出廷した。検察側は、母親が日本に帰国した場合、自分に危害を加えると娘が思い、恐怖を感じていることや、日本に強制的に帰国させられたことがどれだけ辛かったかなどを話した。 サクラ被告は、当初殺人罪で起訴されていたが、精神疾患を抱えていることが認められ、起訴内容は後に故殺罪に格下げされ、放火でも罪を認めた。この裁判は4日も続けられる。

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