【シドニー15日AAP】 今年7月に台座から落とされ破損した、NSW州ガンダガイの観光名所「弁当箱に乗った犬(Dog on the Tuckerbox)」がこのほど、修復作業を終え元の位置に戻されたことが分かった。キャンベラのオーストラリア国立大学(ANU)が修復作業にあたった。
修復作業を行ったANUの彫刻家ニック・ストランクス氏は、「銅像の犬は80年前のもので、歴史的に重要なものだった」として、像に刻まれた歴史に敬意を払うことが重要だったと作業を振り返った。銅像は15日夜、元の場所に戻された。
オーストラリアの開拓者たちを記念する像は1932年に建立され、以降は地元住民たちに愛着を持って受け入れられてきた。17日にはリベリナの議員やマコーマック州副首相が出席し、修復を終えた像の除幕式が行われる。