【メルボルン16日AAP】 オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、ボタン電池の誤飲による子どもの事故が後を絶たないことを受け、規制を含めて子どもへのリスク軽減を調査するタスクフォースを設置することを発表した。国内では安全性が懸念されるおもちゃが、依然として多数販売されているもようだ。
ACCCによると、国内ではボタン電池の危険性を知らせる活動や、サプライヤーによる自主規制が行われてきたが、子どもが簡単に開けられるパッケージであったり、ボタン電池に関する適切な注意事項が記載されていないなど、誤飲のリスクは十分に削減されたとはいえない状況だという。
また、電池の誤飲につながるものとしては腕時計、おもちゃ、補聴器、懐中電灯やリモコンなどが最も一般的で、世界で少なくとも64人の子どもが誤飲で死亡しており、数千人が負傷している。特に6歳以下の子どもによるリスクが高いという。