【キャンベラ5日AAP】 政情が不安定なウクライナからオーストラリアを訪問中のウクライナ国民らに対し、連邦政府は特別ビザを発給することを決定した。許容滞在期間が切れる同国民らは同ビザを申請し、滞在期間を延長できる。 ビショップ外相は5日の連邦議会で、ロシアがクリミアでの存在感を増してきているという報告について、懸念されることであり、「絶対に許されることではない」とした。また、「オーストラリアは世界各国に賛同し、ロシアが現在の緊迫状態を緩和させ、自国軍の基地への撤退や、ウクライナの主権への尊重を示すことを要求する」と語った。 ウクライナの駐オーストラリア大使代理のスタニスラブ・スタシェフスキー氏は連邦議員らに対し、国際社会からの助けが十分あれば、全面的な紛争は回避されると主張した。