【パース5日AAP】 WA州政府のサメ殺処分プログラムについて、反捕鯨団体「シーシェパード」は裁判所による差し止め命令を求めていたが、5日に敗訴の判決が下された。同団体の弁護士は「胸が引き裂かれる思い」だと心境を語った。
シーシェパードは先月26日、パースと州南西海岸沖に設置された、サメ退治用の餌付きのわな数十基の撤去を求めて提訴。同団体の主張では、「環境保護・生物多様性保護法」のもと、連邦政府が州政府に対し、一定地域で捕獲された、全長3メートル以上のホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメの殺処分を許可する同プログラムは問題だとした。同プログラムの試用期間は来月30日に終了するが、同団体は即刻停止を求めていた。
しかし、ジェームズ・エデルマン裁判長は5日、原告側の主張を認めず、差し止め命令を出さないと判決した。現在、州政府の弁護団はシーシェパードに対し、最大1万9000ドルの裁判費用の支払いを要求している。
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