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奥地で不明の観光客、ハエ食べて生存

【ブリスベン7日AAP】   QLD州の奥地で3週間近くも行方の分からなくなっていたドイツ人観光客が6日、無事発見された。行方不明の間、ハエを食べて飢えをしのいでいたという。

ダニエル・ズディスさん(26)は先月17日、同州中西部の町、ウィンドラからジュンダまで徒歩で移動しようとしたが、途中でバークー川の氾濫に巻き込まれ、約10日間立ち往生した。その後も発見されないままでいたが、今月6日の午後遅く、ウィンドラのクーパー川近くにいるところをドライバーに発見された。

警察の担当調査官の話によると、ズディスさんは発見直後、非常に空腹だったが、精神的にはしっかりしていたという。また、ウィンドラを出発した時にはベイクトビーンズとシリアルを所持していたが、すぐに食べつくしたため、不明中のほとんどの期間をハエを食べて過ごしていた。

ズディスさんは冗談交じりに、「オーストラリアの奥地には、タンパク質補給用に食べることのできるハエがたくさんいるので、飢えることは絶対にない」と語ったとされる。

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