【シドニー11日AAP】 昨年11月、コンサートツアーで訪れたゴールドコーストのホテルで落書きをして大きく報道されたお騒がせポップスター、ジャスティン・ビーバーが、米国での裁判の中で、オーストラリアを訪問した記憶がないと証言した。
ビーバーは、ボディガードに対してカメラマンを襲撃するよう命令したとされる件で、6日、米国の裁判所に出廷した。
被害者であるカメラマンの弁護士がビーバーに対して、「オーストラリアを訪問したことを憶えているか」と質問。ビーバーは、「憶えていない」と答え、自身の弁護士に対して「僕はオーストラリアに行ったことあるのかな」と聞いた。
裁判の中でビーバーは苛立ちを隠せない様子でカメラマンの弁護士に対して、「貴方の言うことを聞くつもりはありません」と発言。さらにガールフレンドで女優・歌手のセレーナ・ゴメスについて聞かれた時も「二度と彼女のことについて質問するな」と述べた。
この裁判の中で最も注目を集めたビーバーの発言は、自身の歌手としてのキャリアがどのようにスタートしたのか、またビーバーのプロデューサーである黒人歌手アッシャーの影響力(instrumental)が強かったのかと聞かれた際、「僕はYouTubeで発掘されたんだ。僕自身が自分のキャリアの“悪影響”(detrimental)だと思っている」と答えた。メディアではひどい失言として大きく取り上げられている。