【シドニー12日AAP】 シドニーのバランガルーの建設現場で12日、大規模な火災が発生した。約2500人の作業員が避難し、ラッシュ時の交通渋滞を巻き起こしたが、現在も燃え続けており、夜間も消防活動が続けられる予定だ。
同日午後2時ごろ、建設現場の地下で発火し、数階建ての建物ほどの高さのある大型クレーン車が倒壊する恐れが出た。消防局によると、地下の火元を消火しない限り、技師らが中に入ることができないという。
バランガルー地区は現在も閉鎖状態だが、当局はいつ開放されるかについて推定できない様子だ。だが、同局の担当主任によると、消火活動が数時間続けられると予想する。現場には100人もの消防隊員らが出動し、翌朝の早い時間まで火元を消し止めるため、大量の水を放水する。
同地区では住宅地と商業施設を兼ね備えた大規模なハブを建設中。世界有数のオーストラリア人実業家、ジェームス・パッカー氏が所有する豪華カジノも建設される。