国際

中国、対豪貿易の促進に意欲

【パース14日AAP】    在オーストラリア中国大使は14日、オーストラリアは対中貿易により、1家庭当たり年間1万3000ドル以上の恩恵を受けていると述べた。

馬朝旭中国大使は同日パースで開かれたビジネスランチの席で、中国は昨年オーストラリアに対し、約190億豪ドルの投資を実施したと述べた。これを1家庭当たりの収益として変換すると1万3400ドル以上となり、オーストラリアの一般家庭が対中貿易から多大な利益を受けていることを強調した。

一方、アボット首相は来月初旬の北アジア訪問の際に、各国との自由貿易協定の締結に向け、大きな成果を上げたいと望んでいる。中国との交渉はこれまで数年間にもわたっているが、李克強首相は最近の演説で、交渉を加速させたい意向を示した。

連邦政府によると、対中国の自由貿易協定はオーストラリアに数十億ドルの利益をもたらすことになる一方で、国内産業の歩み寄りも必要になりそうだ。これについて馬中国大使は、「オーストラリアは中国にとって最大の二国間貿易相手国」であることを強調し、同協定が両国の利益になるだろうと語った。

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