【シドニー21日AAP】 海難救助のサーフ・ライフ・セービングNSW(SLSNSW)で前シニアマネジャーを務めた男が、管理職としての立場を利用し10年以上にわたり総額270万ドルを横領していたとして、逮捕されたことが分かった。
NSW州警察のパフェット刑事部長代理は、マシュー・ハンクス容疑者(50)を50件以上の横領容疑で21日、同州ウーロンゴンで逮捕したことを明らかにした。横領は2006年から2016年まで行われていたとみられ、立場を利用し「大胆で厚かましく巧妙に」行っていたと説明した。
SLSNSWは2017年、銀行口座に不自然な取引があるとして警察に通報。ハンクス容疑者の逮捕を歓迎した。SLSNSWのシェイルズ会長は会員たちの怒りや落胆やフラストレーションを理解しているとした上で、「今後、このようなことが二度とないようにしたい」と話した。