【キャンベラ19日AAP】 行方不明のマレーシア航空のMH370機の大規模な捜索が続けられている。オーストラリアはインド洋南方での捜索を担当しているが、19日にニュージーランドと米国が航空機を提供し、捜索態勢が強化された。
239人を乗せたマレーシア航空機の行方を探すため、パースから南西に3200キロの付近で、オーストラリア空軍機4機が現在、活動を続けている。その対象範囲は60万平方キロにも及ぶ。
海上保安当局の緊急対応部隊のジョン・ヤング長官は19日、さらに3機の空軍機を出動させると発表した。また、ニュージーランドと米国からもそれぞれ1機ずつ、空軍機が提供される予定だとした。中国も支援の拡大を提供している。
同海域は、国際海上保安上のオーストラリアの責任海域のため、同国主導による近隣国との共同捜索が進められている。ただ同海域の捜索は困難だとされ、数週間にも及ぶ見通しだ。