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食事制限で赤ん坊栄養失調 両親に判決

【シドニー22日AAP】  菜食主義のヴィーガンの両親が1歳半の娘に十分な栄養を与えず、発育を妨げた罪に問われた事件で、ダウニングセンター地方裁判所はこの両親に対し、300時間のコミュニティサービスを言い渡したことが分かった。

 

当時1歳半だった娘は、食事としてオーツ、ポテト、米、豆腐、パン、ピーナッツ・バター、ライスミルク、果物などしか与えられておらず、発見当時、栄養失調のために歯が一本も生えておらず、生後3か月程度に見えたという。また、予防可能とみられる骨の病気にかかり軽い骨折をしていたほか、予防接種も受けていなかった。

 

現在、娘は3歳になりQLD州で他のファミリーと共に生活している。健康状態は改善しているが、スピーチセラピーとフィジオセラピーを受け続けており、心身ともに平均以下の状態となっているため、成長促進のための薬やサプリメントを服用している。

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