【シドニー23日AAP】 今夏、インフルエンザの感染症例が全国で多数確認されたことを受けて、NSW州政府は、本格的なシーズンを迎える前に州民に対してインフルエンザの予防接種を受けるよう呼びかけた。
NSW州保健予防局のマッカナルティ局長は、北半球では今年の冬、新型インフルエンザH1N1亜型、H3N2亜型、インフルエンザB型などが様々な国々で流行したとし、またNSW州でも今夏はインフルエンザの患者数が非常に多かったと述べた。
同局長は、インフルエンザの予防接種に関して、特に妊婦や高齢者に強く勧めたいと述べた。妊婦に関しては、乳児は生後6カ月予防接種を受けられないので、乳児の免疫力を高めるためにも是非予防接種を受けてほしいとした。
インフルエンザの予防接種に関して、オーストラリアでは薬局でまずワクチンを購入し、その後GP(家族医)で注射をしてもらう方法が主流。