政治

SA州選挙 労働党が与党の座を保守

【アデレード23日AAP】   今月15日に行われたSA州選挙に関して、23日、すべての開票作業が終了。与野党の議席数が僅差であったことから少数与党政権が誕生すると見られていたが、無所属議員1人が労働党を支持すると発表したことで、同党が4期目となる与党の座をかろうじて保守した。

選挙の結果は、労働党の議席数が23,自由党は22,残りの2議席が無所属議員だった。この無所属議員が支持する政党が政権を握るか、または再選挙もあり得るのではと懸念されていた。

そんな中、無所属議員のうちの1人が緊急手術を受けるため、今後2-3カ月の休職を宣言。残った1人であるブロック議員に注目が集まったが、23日、同議員は労働党への支持を発表した。

ウェザリルSA州首相は、ブロック議員の労働党支持でSA州は安全かつ安定した政府を持つことができたと述べ、同議員と首相はSA州を愛する点で重要な共通点をもっていると話した。

野党自由党のマーシャル党首は、「労働党は前回よりも得票数を落とし、議席も3つ失った。さらに現職大臣も3人落選した。これで今でも政権を握っているとは言えないだろう」と述べた。

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