【シドニー24日AAP】 24日、シドニー周辺を襲った大嵐では、男性1人が死亡し3人が重軽傷を負った。
男性が死亡した現場はルーカスハイツ廃棄物処理・リサイクルセンターで、午後3時15分ごろ、排水溝に勢いよく流れる雨水に巻き込まれ溺死したとみられている。
シドニー南西部トレギアーでは、午後2時半ごろ、トラックが電信柱に衝突し、男性運転手(40代半ば)がトラックに閉じこめられた。脚部にけがを負い重傷。ウェストメッド病院で手当を受けている。
また午後2時45分ごろ、シドニー南部クロヌラでは50代の男性が落雷に遭った。男性は視界がかすむとして病院で手当を受けた。また、それから少し前の午後2時10分ごろ、マスコットでも落雷があり19歳の男性が一時意識不明となった。
州救急サービス(SES)によると、これまでにおよそ160件の通報があり、洪水や倒木などの被害報告があったという。シドニー市内アレキサンドリアやゼットランド、また空港に近いボタニーなどでは洪水が発生した。
気象庁によると、シドニー南部にある王立国立公園では98ミリの降雨量が観測された。シドニー市の1カ月の平均降雨量は97ミリ。